2005-01-01から1年間の記事一覧

毎日毎日送電線

一年間ご愛読ありがとうございました。 一昨年の暮れにこの『毎日送電線』という無謀な題名でblogを始めました。 途中何度か中断しながらも続けられたのはみなさまのおかげだと思います。 また来年も鉄塔を巡ります。毎日毎日送電線。気長に応援してください…

書き残した鉄塔たち

歳を喰うと時間がどんどん短くなる。 だから急いで鉄塔を回る。何てったて東京電力だけでも5万本。くるくると巡る。 鉄塔を巡るのはとても楽しい。それを書き残すのはちょっと面倒。 というわけで、今年友達になった鉄塔で紹介できなかった鉄塔たち。 時間が…

中原変電所

(飛んだ帽子の続きの続きの続きの続き) 川を越え川崎側に入ると新丸子線は街の上を進む。街道を越えて前方に見えて来たのが今回最初に紹介した「帽子が飛んだ鉄塔」、新丸子線の4番鉄塔だ。 細い路地を鉄塔へ向かって歩いたが数メートル手前で行き止まり。…

凧鉄塔

(飛んだ帽子の続きの続きの続き) 2万ボルト2回線の小さな鉄柱は東急多摩川線に沿って行進を続ける。 もう田園調布も近い。田園調布といえば日本中に知られた高級住宅街だが、東急多摩川線の沿線はとてもきさくな雰囲気の街だ。「高級」なのは丘の上か。 前…

戦中派の小さな鉄柱たち

(飛んだ帽子の続きの続き) 一月あまりたったある日、相武線を辿り終えた私は新丸子線を辿ろうと武蔵新田へ向かった。線路沿いの送電線だ、どうせ門型鉄塔が続くのだろう、と勝手に決め付け後回しにしていたのだ。 前回見た風変わりな引き下ろし鉄柱の次は…

箱型の腕金

(「飛んだ帽子」の続き) 新丸子線を始めてみたのは安方線を辿った日の夕方。帰り道に相武線のドラキュラ鉄塔を発見、東京電力矢口変電所へ立ち寄った。(2005年6月26日の日記参照) 変電所の中に風変わりな鉄塔を発見した。四角い箱とくさびを組み合わせた…

飛んだ帽子

りんごはむさんの頭が飛んだ鉄塔を見て、Inohiroさんが同じく先端がない鉄塔を紹介してくれた。そこで私も1枚。 新丸子線の4番鉄塔。武蔵小杉の中原変電所に入る手前、南武線の線路脇に立つこのノッポ鉄塔。 前後の鉄塔は三角帽子をかぶっているのだが、この…

新潟の停電事故 続報

事故原因の概要が報道されている。 東北電力は同日、県内の送電ルート10カ所でショートを起こしていたと発表した。 Yahoo!!ニュース(共同) 【リンク切れ】 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051223-00000100-kyodo-soci 今回は5ルートのうち4ルート…

送電1000 送電鉄塔275

今回紹介するのは関西在住 おおかぶと さんのサイト。 27万5000ボルトの泉南東大阪線と熊野幹線を中心に鉄塔を追いかけています。 幼い頃からずっと見ていた鉄塔、275KV泉南東大阪線と熊野幹線、その思い出一杯の鉄塔を中心にご紹介します。 私などとは年季…

新潟の停電事故

爆弾低気圧の影響で全国的に大荒れだったようだ。送電鉄塔にも大きな被害が出た。昨日の朝、関西電力で大阪府など約70万戸が一時停電、東北電力では新潟中心に65万戸が停電したとニュースが報じている。 Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=2…

頭を飛ばされた鉄塔

りんごはむ(林檎挟む)さんからのいただきもの。千歳変電所の鉄塔だそうだ。 以前、 千歳の変電所には、頭を飛ばされた様な小さな鉄塔が有ります。 という情報をいただいていたので、写真を良く見るとなるほど頭がない。架空地線もないようだ。見たところ比…

過去日記

12月11日の日記 空に突き出す鉛筆2本を書きました。お読みください。

美化鉄柱の蛹点

世田谷へ用事があって出かけた。下北沢の駅から住宅街に入り坂を下りる。ふと見上げたら駒沢線の美化鉄柱。 腕金がちょうど塔体に隠れてまるで煙突のよう。懸垂碍子の作る模様も面白い。美化鉄柱の蛹点だ。

千代田線の建て替え工事

仕事がいつまで経っても終わらない。秋に奥多摩へ通いつめた後遺症かな。煮詰まったたので午後遅くなりちょこっと千代田線35号を見に行った。 以前noriさんから千代田線の建て替え工事の情報を教えていただいた。でも運悪く紅葉との追いかけっこで奥多摩通い…

ロケット鉄塔

すぐ横に立つ只見幹線の根元へ。鉄塔番号は545号。数字を見ると改めてすごいなぁと思う。只見ダムから600本近い鉄塔たちがこの送電線を運んでいるんだ。 この鉄塔は隣の自動車教習所の中に立つ鉄塔や丘の上に立っている鉄塔とくらべると背がとても高い。多摩…

ドナウの二乗

(12月10日の日記の続きの続きの続きの続き) 只見幹線と桜ヶ丘線の交差点へ行く。多摩川の土手の直前だ。桜ヶ丘線をまたぐ只見幹線の545号は背が高い。 くぐる桜ヶ丘線。交差の直下に32号が立つ。高さは33m、とても小さく見える。 前後の桜ヶ丘線鉄塔は背が…

鉄塔ママたちの辿った鉄塔発見

(12月10日の日記の続きの続きの続き) 一の宮線と別れてなおも南下を継続。前方上空を送電線が。見上げると腕金を左右に大きく張り出した鉄塔。 「もしかしたら」。わくわくしながら鉄塔へ向かう。鉄塔が大きく見えてくる。やぁコックさん帽子が黄色く塗ら…

京王線のレトロ鉄塔

(12月10日の日記の続きの続き) 川崎街道を南下する。いつのまにか送電線は見失っていたがそのうち出会うだろう。ひとつの送電線を辿るのも面白いが、街道沿いに進み、横切る送電線を見ていくのも楽しい。 ひとつの送電線を辿る旅が送電線との個人的なお付…

高幡不動はどっちですか?

(12月10日の続き) あっというまに到着した高幡線の代わりに多摩橋線を辿る。多摩橋線はすぐ先で多摩モノレールを越えた。越えたところに別の送電線の赤白鉄塔が立っていた。その下を多摩橋線がくぐる。 赤白鉄塔は桜ヶ丘線19号。京王線に「聖跡桜ヶ丘」と…

空に突き出す鉛筆2本

大田区に用事があり出かける。用が済んでから多摩川に寄った。 時間もないので戸越線だけ無沙汰のご挨拶をしていこう。田園調布から二子多摩川の中間あたり戸越線が多摩川を渡っている。 戸越線は多摩川を越える区間だけ架空送電になる。東京側が戸越線2号、…

日野の丘から送電線を追って

毎年この時期に日野で仕事がある。訪問先の目の前を高幡線という送電線が通っている。この送電線はすぐ先で崖の上にたどり着き、遥か下界へと線を下ろしている。 この送電線の先が気になっていたが、午後に訪ねることが多く、夕暮れの崖の上から眺めて終わっ…

送電鉄塔の旅日記

最近よく行く鉄塔サイトを紹介。送電鉄塔の旅日記 http://ameblo.jp/tettou-mama/ 子連れ「鉄塔ママ」が電源開発 只見幹線を辿るブログ。方向音痴を自認する鉄塔ママの悪戦苦闘と一緒に辿る子供達の感想がとても面白い。それにしても子供と一緒というのはう…

メナムの鉄塔

毎年花火を見に行くyorozuyaさんから以前もらった鉄塔写真。昨日のYさんと同様、仕事上の大先輩なのだ。メールに曰く 「バンコクのメナム川につながる運河沿いに立っていた鉄塔の写真を添付します。鉄塔感染症にかかって写してしまったものです。」 鉄塔とい…

円形お立ち台鉄塔

知人のYさんよりいただきものがあった。 Yさんは仕事上の大先輩で、桁外れの海外旅行家。日本にいる期間より海外へ出ている方が長い。そんなYさんが台湾の新竹県關西というところの高速道路サービスエリアで撮った写真。 メールに添付されてきた写真を広げて…

萩原朔太郎が住んだ鉄塔

駒沢線61号の脇に萩原朔太郎が住んでいたという。 レィルセブンさんの「浮遊的物語世界的日記」http://blog.livedoor.jp/rail777/ の7月2日から7回に渡って「萩原葉子と駒沢線鉄塔61号」と題された文が載っている。http://app.blog.livedoor.jp/rail777/tb…

奥工氷川線の逆落とし

(11月20日の続きの続き) 旧道を戻ると昼。道の際で食事を作って食べる。前回行き着かなかった日原線の4号5号へも登る予定だったが時間がない。これはまた次の機会にしよう。 氷川へ戻り西日に輝く鉄塔を撮る。日原線は海沢の発電所から奥多摩駅を見下ろす…

17号の遺跡

(11月20日の続き) 旧道が尽きる手前。谷際にコンクリート製の階段が下りている。階段を下ると不思議な場所に出る。 不思議な場所。片隅に17号鉄塔が立って、谷の向こうの最終鉄塔へと最後の送電線を繰り出している。 さほど広くはない、でも鉄塔が1本立つ…

古い日原道

朝。寝過ごしてしまった。もう明るい。あせって外へ出るとテントの周りは真っ白。霜だ。冬が来た。 朝飯は抜き。暖かい紅茶だけで出発。昨日、谷底から見た鉄塔の足元へ向かう。 現在の日原街道の対岸に一本の道が残っている。地元の人に道の様子を確認した…

東京最奥の鉄塔

朝早く出る。睡眠は2、3時間しか取れなかったが今日はテント泊まり。夜はじっくり眠れるだろう。 いつもどおり川井で停車。写真を撮る。赤や黄色の衣装でめかし込んだJR古里線34号を朝日が照らしている。河原まで日が当たるのを待って写真を撮る。暖かいコー…

夕暮れの日原

時計を見るともう3時過ぎ。もう少しで小さなピークがあり、そこに2本の鉄塔が、そしてその先にもう1本鉄塔が待っているはずだ。日原線の4、5、6号だろう。多分4号まで行っても帰ってこれそうだ。でも3時半には里へ戻ると決めておいた。残念だがまた今度にし…