飛んだ帽子
りんごはむさんの頭が飛んだ鉄塔を見て、Inohiroさんが同じく先端がない鉄塔を紹介してくれた。そこで私も1枚。
新丸子線の4番鉄塔。武蔵小杉の中原変電所に入る手前、南武線の線路脇に立つこのノッポ鉄塔。
前後の鉄塔は三角帽子をかぶっているのだが、この鉄塔だけは帽子がない。背が高すぎて上空の強風に帽子が飛ばされてしまったのかも。帽子は飛んで行ったが架空地線はしっかり頂上についている。
帽子がないのは難点だが全体の印象はとてもすてきだ。古いタイプの補助材の入れ方がシック。小さな腕金、はしごやバルコニーといった類がなくすっきりとしている。
下から見上げるたらとてもきれいな模様だった。
大正15年7月建造で高さは40メートル。新丸子線はこのノッポ鉄塔からJRの南武線、横須賀線、東海道新幹線と綱島街道を一気に越えていく。
この新丸子線、2万ボルトの短い路線だがとても古い路線。渋い鉄塔がたくさんある。到着点の中原変電所も面白い。いい機会なので武蔵新田の東急新田変電所から辿ってみよう。
(続く 主に今年の7月の終りの探訪記録です)