なで肩鉄塔
西へ向かうプロジェクト3回目。JRの新鶴見線との共用鉄塔43号からスタートして車返線をたどり西へ。すぐに中富線のごつい鉄塔が前方を横切っている。
中富線の交差手前の車返線38号をよく見ると腕金が「なで肩」になっている。何でだろう? こんな複雑な構造にする必要が思いつかない。
国際キリスト教大学の手前で中富線と交差する。中富線の71号は何時見てもすごい迫力の鋼管鉄塔。車返線を最下段でまっすぐ通し、中富線と併架してきた久我山線を車返線の方向に曲げる。送電線がぐるぐる巻きなのだ。
車返線は4回線になり国際キリスト教大学構内へと入る。大学内の鉄塔は古そうな矩形鉄塔。とても魅力的なのだが無断では入れそうもない。残念だ。
大学構内を抜けると西武多摩川線の切通しに出る。線路の上に立つ国分寺線63号鉄構へと車返線は吸い込まれる。63号鉄構とても大きくて立派な鉄構だ。すぐ横には小金井変電所がある。
ここで車返線は西武線に沿って直角に折れ曲がり南へと進む。併架してきた久我山は鉄構からまっすぐ変電所に隣接した国分寺線62号鉄塔へ。
鉄構にはもう2回線送電線が支持されている。西からやってきてここで南へと折れ曲がる。名前は「国分寺線」! 鉄塔ママのサイトで名前は何回も聞いたことがある。鉄塔ママのテリトリーまで来たらしい。
南に進むわれらが車返線。線路の上を門型鉄塔を連ねる。頭には王冠を戴き、堂々とした風情。こうやって見ると門型も良いもんだ。王様鉄塔だなこれは。