中富線 再訪

 安曇幹線は小鹿野だし、西に行こうプロジェクトは橋本。どちらも片道1時間以上かかる。時間が少ない時には近場の鉄塔。データが十分揃っていない中富線を回ることにする。


 中富線を回る理由はもうひとつ。西に行こうプロジェクトの八ツ沢線のルートが、中富線の千歳変電所から調布変電所辺りまではと重なっていることが分かったのだ。


 昔のルートは現在の調布飛行場を横切り府中変電所までまっすぐ伸びている。調布飛行場は「1941年4月に、現在の位置に東京府設置の軍民共用の飛行場として開設された(Wikipedia)」飛行場。その時に現在の久我山線のルートに経路が変更されたのだろう。
 だから中富線を車返線との交差まではしっかり回なきゃいけない。

八ツ沢線ルート図(府中〜千歳)〈クリックすると拡大〉
八ツ沢線ルート図(府中〜千歳)〈クリックすると拡大〉


 調布飛行場の建設によって八ツ沢線は大きくルートを変更している。旧ルートは現在の府中変電所からまっすぐ西に進み調布変電所まで到達していた。(太い赤線)
 変更後のルートは現在の久我山線のルートのようだ。(緑線)
  府中変電所〜久我山線〜(国分寺線併架)〜(車返線併架)〜
  (中富線併架)〜調布変電所

(図は国土地理院25000分の1地形図「吉祥寺」「立川」「溝口」を使用)
(旧ルートについては「吉祥寺(昭和2年修正)」「溝口(大正6年測図)」「立川(大正10年測図)」を使用した)