浦山ダム左岸

浦山ダム左岸の安曇幹線315号、奥秩父線4号。奥に新秩父線。
浦山ダム左岸の安曇幹線315号、奥秩父線4号。奥に新秩父線

 安曇幹線2日目。今日は浦山ダム左岸の鉄塔を見てから奥秩父変電所と周辺の鉄塔を見学する予定だ。


 朝起きて浦山ダム左岸へ。まずは浦山ダムの上にそびえ下界へ線を下ろしている313号を目指す。


奥秩父線2号
秩父線2号

 湖周回道路から若獅子山登山口を登り始める。急斜面に無理矢理作ったつづら折り。整備が良いのでさほど苦労はしないがやはり急坂だ。


 稜線に出て最初に迎えてくれるのは奥秩父線2号。丸土台の新しい鉄塔。碍子は山側は耐張で1連、谷側はII連。奥秩父線は1連が多いですがさすがに山から一気に下ろす部分は2連になっている。ここから下界へ線をぐーんと下ろしているのだ。残念ながら先は木に遮られて見えない。たぶんダム工事にともなってここに移築したのだろう。ダムが完成したのは1998年(平成10年)でこの鉄塔は平成2年建造だ。


安曇幹線313号
安曇幹線313号
安曇幹線313号
安曇幹線313号

 奥秩父線2号から尾根が伸びていてそれを下る。やせ尾根でちょっと怖いところを通過すると、穏やかな尾根筋になり安曇幹線313号に着く。浦山ダムの上にそびえ立つ鉄塔だ。


 周囲は広葉樹。とてもすがすがしく気持ちがいい。なんてったってこれで秩父に出るんだ。そして荒川を越えるんだ。
 荒川が秩父盆地をゆったりと蛇行しながら流れていくのが眼下に見える。


 鉄塔は4連碍子、耐張。かっこいいですね。広い尾根の肩、急になる際に立って片継ぎ脚でがんばっている。