専用橋

荒川専用道右岸

2月12日の日記の続きの続き

 思わぬ大発見にとても気分が良い。墨堤通りを北に向かう。白鬚橋。右手に隅田変電所の鉄塔が見えている、荒川河畔に立つ大きな隅田線の赤白鉄塔も見える。この辺り荒川と隅田川はとても接近している。
 隅田変電所、そして東武電鉄の変電所。どちらもすてきな変電所だ。そのうち荒川を渡る送電線で紹介しなければ。
 寄り道はすまい、今日の大目的は隅田川を渡る送電線の数を正確にチェックすること。隅田川の橋にちょくちょく上り上流下流を眺める。白鬚橋までは水辺に下りれるようになっているようだ。いい散歩道かも知れない。でもここの上流は水辺の散歩道はまだ出来ていない。


 墨堤通りは千住の街に入る。通りの名前は「墨堤」だが堤防よりずいぶん離れた場所を通っている。堤防沿いに道を探すがたいていは堤防に突き当たって行き止まり。行っては戻りでとても効率が悪い。やはり橋ごとにチェックするしか方法はないようだ。


 日光街道が通る千住大橋。ここから上流にも下流にも送電線は発見出来ない。また墨堤通りへ戻る。すぐに何か気になってまた堤防まで行ってみる。ああ貧乏性。
 ある道に入り込んでまた堤防にぶつかっちゃったとがっかり。でも道の横の細長い敷地がどこかで見たような雰囲気。まさか地下送電線?!
 細長い敷地に沿って堤防まで行くと見慣れた東電の看板が…

荒川専用橋左岸(足洞30号)

 その先に高く橋のようなものがある(いわゆる0メートル地帯では橋は上にあるものなのだ)。専用橋とは書いてあるが送電線の橋とは書いていない。でも「足洞30号」と書いてあるし、問い合わせ先・連絡先は東電だしこの橋は送電線だけが渡れる橋に違いない。
 橋の色は正しく東電の環境美化鉄塔の水色。


 千住大橋まで戻る。千住大橋のすぐ隣に専用橋。これは前後のマンホールから推察するとNTTと工業用水のようだ。その先に水色の橋がかかっている。人の通る橋ではない。送電線の通る橋。
  右岸を遡る。

荒川専用道右岸(荒洞27号 荒91号 荒51H)

 でもやたら系統が多くないか??
 左岸には「足洞30号」、それ以外に「足68号」「足69」の看板があった。川を渡ると「荒洞27号」「荒91号」「荒51H」。橋の橋脚部分に扉があり「南千住第1洞道」の看板がある。
 「洞道」がつく名称が3つ。「足洞」「荒洞」「南千住第1洞道」。そして右岸には「足68号」「足69」、左岸には「荒91号」「荒51H」。右岸と左岸で書いてあることがまったく違う。「足」は足立、「荒」は荒川。右岸は足立区、左岸は荒川区。まあ納得はできるが橋の左右で名前が変わったらどの系統がどの系統につながっているか分からないではないか。


 右岸の橋のすぐ隣になかなかよい公園がある。おまけに隅田川の上流域では珍しくこの右岸はく水辺に下りれる。なかなかよい感じだ。今日は送電橋まで見た、面白い日だ。
(この項続く)