安曇幹線2号線の八王子峠越え(1日目)

 連休です。安曇幹線にやってきた。昨年の10月以来のご無沙汰だ。高速は大渋滞だろうから下道を行こうと昼過ぎに出る。青梅街道をトコトコ走って青梅変電所、岩藏街道から名栗川、山伏峠。ここまでは順調だ。
 国道299へ出たところで渋滞。もう午後も遅いから下りの渋滞が解消しているだろうと思ったが甘かった。
 彩甲斐街道(140号)まで渋滞。秩父の市街を抜ければさすがに渋滞はない。遅くなってしまったが快適に飛ばす。小鹿野で安曇幹線と合流、新所沢開閉所を過ぎて志賀坂峠を越えて神流川。5時半過ぎに上野村のふれあい館に着いた。


 今回は安曇幹線2号線の上信国境越えの調査。安曇幹線の1号線と2号線は上野村から蓼科の山麓までとても離れた経路を通るのだ。安曇幹線1号線が十石峠の北側の尾根を越えて佐久穂町十石峠道(国道299号)のルートをたどるのに対し、2号線は南へと向かい、マムシ岳の山麓を横切り、ぶどう岳と新三郎の間を越えて北相木(あいき)村から小海町に抜ける。
 だから今日はぶどう峠で泊まる予定。何とか暗くなる前には着きたいが…


 県道上野小海線に入る。この道は上野村と信州を結ぶ2本の道のひとつ。もうひとつの十石峠は酷(国)道だが、ぶどう峠を越えるこの県道も狭く、きつく、長い道だ。私は「ぶどう峠道」と呼んでいる。薄暗い山道、頭上を鉄塔が何本も通り過ぎる。路面を注視しないと危ないがわくわくと鉄塔をチラ見する。これは期待が持てそうだ。峠に着いたのはほんのりと辺りが見える時間だった。峠の横の駐車スペースの奥に草付きの場所がある。急いでテントを張った。とても快適。月は三日月、星がとてもきれい。
 お湯が沸いた飯だ。

写真:「ぶどう峠(2014/5/4撮影)」へリンク
ぶどう峠(2014/5/4撮影)

続く