冬の和田峠

sarumaruhideki2009-02-08

 雪の中の鉄塔を見に和田峠へ向かう。夜半について車の中で仮眠。朝起きるとどんよりとした天気だった。これは残念だ。


 それでもスノーシューを履きスキー場の裏手のお気に入りの安曇幹線へ。静かで開けた山道を登って行くと、登るほどに雲が切れ、雪も鉄塔も白く輝きだした。

安曇幹線2号線92、安曇幹線1号線81
安曇幹線2号線92、安曇幹線1号線81
古い巡視路標識
古い巡視路標識

 スキー場の周りの鉄塔を歩く。古い巡視路標識と思われる錆びた立て札を発見。
  「安曇幹線 128-131」と読める。
 この立て札の先には安曇幹線2号線96号と安曇幹線1号線85号が立つ。30番以上番号が違う。かつての始点―安曇水力発電所から番号を振ったものがこの数字で、現在の始点―新信濃変電所から振り直した番号と異なっているのだろうか。
 この旅が新信濃変電所にたどりつく時、謎が解明されるかも知れない。何時になることか…


 スキー場から車で峠の上へ。峠手前からスノーシューに履き替え、閉鎖中のビーナスラインへ入る。峠横の中部電力佐久幹線37号まで登る。天気はすっかり晴れた。青い空に巨大な鋼管鉄塔がしっかりと立ち上がる。

佐久幹線37号
佐久幹線37号


 頂上で周囲の風景を堪能していたら、西の山陰に遠く光るものが。塩尻峠へと向かう安曇幹線1号線と2号線が幻のように光っていた。

塩尻峠へと向かう安曇幹線1号線と2号線
塩尻峠へと向かう安曇幹線1号線と2号線


 もう日暮れ。山を下り車へと戻る。帰り道は日もかげり冷えてきた。とても寒い。鉄塔はこの寒気の中、夜を越すのだろう。

安曇幹線1号線72号
安曇幹線1号線72号