JRの灰色美化鉄柱
冬晴れの中JRの境‐新鶴見線をたどる。途切れ途切れに回ってきた新鶴見線。今日は東八通りから武蔵境変電所へ向かって歩く。久しぶりの再会、11号は碍子を白く光らせて迎えてくれた。
車返線との交差鉄塔8号(車返線43号)。交差が直角ではないために新鶴見線は斜に線を支持している。面白い。
しばらく行くと美化鉄柱(5号)が、JRの送電路では美化鉄柱は珍しい。色はなんと黒っぽい灰色。まるで電信柱のような風貌だ。腕金はオフセット付きでトラディッショナルな四角錐。何と個性的なんだろう。
5号をじっくり味わって次に向かうと上部の主柱が垂直の古そうな鉄塔が現れた。大正15年11月の鉄塔札を付けた古い鉄塔だ。これもお宝ですねぇ。
思わぬ掘り出し物を二つも発見して夕刻に出発点に戻る。新鶴見線の耐張鉄塔独特のふくよかな姿の11号が夕日に照らされていた。