武蔵野変電所と桜
武蔵野変電所へは何度か来ている。でも、いまだに武蔵野変電所の表札を確認できていない。変電所の門と覚しき場所の手前に広い敷地があり、そこへ入る道には柵があって中へ入れないのだ。
そしてこの敷地いっぱいに桜の大木が植わっている。この桜を見るのが今日の目的なのだ。
武練線を辿り、そして北多摩線の124号大鉄塔へ出た。前方に鉄塔の群れ、そしてその下は桜で埋まっていた。
桜はちょっと散りかけてはいたがまだまだ花見はできる。もしかしたら桜のシーズンは開放しているのではと期待していたがやはり柵は閉じていた。しかたないので外から眺める。
桜の梢を通して見えるのは多分北多摩線の最終鉄塔か。ケーブルを大鉄塔から受け取り変電所に静かに下ろす。すこし場所を移すとこんどは朝霞線。とても小さなドラキュラ鉄塔、均整の取れた姿が美しい。回り込めば武練線と吉武線の併架鉄塔。そして北多摩線の大鉄塔も桜と一緒に写真に納まってくれた。
とても残念なことに武蔵野線と久留米線は変電所の反対側、桜と一緒の写真は撮れなかった。でもちゃんと変電所をぐるっと回ってご挨拶しましたよ。武蔵野線の17号(旧81号)はあいかわらず腕金を大きく振り出して元気に「婆ちゃん鉄塔」していました。
Webで調べるとかつてはシーズンには開放していたらしいのだが、今は開放していないらしい。東電に問い合わせしてみようかな。これだけの大木が揃っているのは珍しい、もったいないじゃぁないか。
もしここで花見ができたら鉄塔花見はここに限る。何といってもここはあの武蔵野線の櫛流変電所なのだから。
さてこれで今年の桜も終わりかな。今年は忙しかったためか、天候がおかしかったのか、桜を堪能できなかった。でも武蔵野変電所の桜を見れたのは最高だ。
(4月8日終わり)