若くのびやかな桜たち

4月8日の日記続き続きの続き)


 送電線に出会うと急に道がはっきりする。練馬線沿いに行けば川越街道にでるはず。違わず川越街道へ出る。西に進み適当なところで南に向う。
JR戸田線59号 ファミレスで食事をとっていたら遠くに鉄塔が見えた。JR戸田線だ。これを南に辿れば武練線。武練線を西に辿れば目的地の武蔵野変電所だ。


 そして発見したのが冒頭に書いた桜のトンネルと鉄塔。和光樹林公園と大泉さくら運動公園に挟まれた道だ。大泉さくら運動公園は出来て間もなさそうな公園だがその名前どおりに桜がすばらしい。
 桜は横に横にとひねくれて枝を伸ばすものと思っていたが、ここの桜は上へ上へと高くのびのびと枝を伸ばしている。青く高い空に浮かんだピンクの花。


JR戸田線58号 ここのJR鉄塔はたぶんJR特有の形だ。この59号と隣の58号、主柱の角度が面白い。頂上の帽子下から腕金部分を通り、ずいぶん下まで急な角度でまっすぐ直線。根元近くなってようやく足を広げている。短足胴長、ちょっと親しみが湧く。


 公園を離れJR戸田線を辿るとすぐに武練線へ出会った。手前の畑の中に一本の小さな桜が植わっている。小さいけどまるで盆栽のような枝振りが見事だ。ここのJR鉄塔はスマートな足長鉄塔にもどっていた。

(続く)