板橋線がなくなってしまった

4月8日の日記続きの続き)


 環七の東から北側は送電線を次々に潜りながら進めるので楽しい。東尾久線から千代田線、鹿浜線を過ぎ荒川を渡って鹿浜変電所。ここから先は少し送電線とはお別れだ。板橋に入って富士見街道という名前に引かれ適当に右に折れた。
 方向はあっているのだがどうも道が狭い。西東京市まで行かなきゃ行けないのにノロノロと進む。しばらくして線路に出た。おや線路の上にガントリー鉄塔が、そうか板橋線に違いない。
 でも何かおかしい。何と鉄塔から送電ケーブルが外されている。やはり廃止になったんだ。
 あの「寂しい木馬」はもうなくなってしまったのだろうか。東武練馬の駅を通るとケーブルを外された巨大片寄り鉄塔が見えてきた。力強くケーブルを支えていた腕ももう単なる巨大なオブジェでしかない。とても悲しい。


 鉄道の上だから工事はきっと真夜中に行っているのだろう。真夜中に見に来るには少々遠い。
 目的地につかない前にとても落胆。でも頑張って進もう。


続く