鉄塔公園の桜

花葛線3号と潮止線40号

(昨日の続き)
 土日というと野暮用が入る。桜が散ってしまうではないか。雨も降り風も吹いた。今年は半分あきらめていたのだが、まだ桜が少し残っている。というわけで昨日は鉄塔桜巡り。目的地は武蔵野変電所。


 東京23区の東南の外れから西北の外れまでの遠征。まっすぐ都心を突き抜けるのが近いがそれじゃぁ芸がない。それにあの鉄塔桜を見たい。
 で環七を飛ばす。篠崎線の片寄り鉄塔を左に、小松川線をくぐり抜け、奥戸線の矩形鉄塔のどうどうとした姿を愛でて、双子の小人鉄塔にちらっと挨拶、花総線マンションを過ぎて東亀有線。ぐんぐん鉄塔街道を進む。再び花総線をくぐると見えてくるのは花畑変電所。


 この変電所の北側は勝手に名付けた鉄塔公園。ここの桜が良い。頭上低く潮止線のケーブルが這い、その横を花葛線が少し高くやってくる。東側には花畑線、西側には足立線。本当に送電線たちの公園だ。そしてその下は桜の園


 先週来たらさぞかし良かったのだろうと残念、でもまだしっかりと桜の花は残っていた。先週は何故だめだったのか思い出そうと思ったがもう良い。ちゃんと鉄塔公園の桜が待っていたんだから。
 鉄塔巡視員のみなさんと一度ここで花見をやりたい。来年は呼びかけてみようか。


 寝ころんでゆっくり春の空と送電ケーブルそして桜の花を味わいたい。でも先は遠い。蔵前線、青井線、花川線には不義理をして再び環七を進む。
(続く)