3階建て鉄構

 橋本変電所には東から4ルートの架空送電線が集まる。長沼線、南多摩線、渕野辺線、橋本線だ。併架されてくるのは鶴川線と大野線もここでは単独鉄塔となる。


 16回線もの送電線を変電所に収めるために小型の鉄塔がたくさん立っていて、とても賑やかだ。

橋本線1-1号
橋本線1-1号


 東側ルートで一番目を引くのは橋本線1-1鉄塔。74メートルの巨大な黒っぽい鋼管鉄塔。3段目と2段目の間に四角い網が設置してある。何の目的で設置されているのかは不明だ。
 橋本線4回線の他最下段に南多摩線2回線を併架する。南多摩線は2号鉄塔からこの橋本線1-1鉄塔へとやってくる。



 この15万4千ボルト6回線を受け取るのは変電所内の巨大鉄構だ。6回線を一気に受け取るために3階建てになった鉄構は電圧が高いためだろう、とても大きな構造物になっている。
 下には遮断機や避雷器がずらっと並んでいて壮観だろうと思われるが塀に隠されているのが残念だ。鉄構にも名前があるのだろうがそれも不明。仮に橋本線1号と呼んでおこう。

橋本線1号(?)
橋本線1号(?)