幸魂大橋ジャンクション

 新河岸川の木陰で大休止をとったおかげで気力回復。太陽も少し高度を下げ、暑さの峠は過ぎたようだ。せっかくだから東電の戸田線沿いに幸魂大橋を目指す。幸魂大橋の南詰めは笹目線、戸田線、志木線と154KVの送電線路がクロスする、一大ジャンクションだ。


 灰色鋼管鉄塔の戸田線を5、4、3と辿る。3号と2号は重角度鉄塔。送電路が鍵の字型に曲がる。そして1号の先には赤白の背がとても高い分岐鉄塔、笹目線33号がそびえ立つ。


 上段に154KV、下段に66KVの4回線鉄塔なのだが、その4回線とも分岐をさせている複雑鉄塔だ。

	笹目線33号
笹目線33号


 幸魂大橋の一番の見所はなんと言っても笹目線34号だろう。上段に笹目線と新倉線の4回線を南北に通し、下段に志木線2回線を東西に交差させている。橋の上からは下段の志木線の腕金が間近に見える。味わい深い重装備鉄塔だ。

笹目線34号
笹目線34号


 もう日暮れ、荒川を渡る笹目線の赤白鉄塔も夕日に輝いている。何度来てもここはすてきな場所だなぁ。南詰め交差点にあるひょろ長い灰色鋼管鉄塔32号を見て帰路に着いた。

笹目線32号
笹目線32号