一本角(つの)の白子線

 今年は梅雨がやたら早く終わって猛暑が来た。先週は暑さにめげていたが、今日はがんばる。東上線和光市駅から白子線を辿って終点まで、その後、戸田線(JR)の続きもがんばろう。

 白子線は1号から4号まではとんがり帽子の四角鉄塔。5号は駅を跨ぐ立方体の巨大な鉄構だ。どうしてこんな巨大な鉄構を作ったのか不思議。

白子線5号(2011/6/12 撮影)
白子線5号(2011/6/12 撮影)


 次の6号は一本角矩形の片寄り鉄塔になる。7号はテラス付き引き下ろし、8号からまた矩形が続く。路線は東上線の軌道敷に沿って進んでいる。線下を軌道敷内に収めるためにこんな形になったのだろうが、ちょっと気取ったいい鉄塔だ。背がとても高い。
 詳しく見ていくと、主柱が送電線と直角方向に気持ち根開きしている。普通の矩形鉄塔では見られない特徴だ。背が高いだけに安定感のある形だ。
 角が大きめで直角三角形というのもポイント。気取った感じはこれだな。

手前から白子線9号、10号
手前から白子線9号、10号


 鉄塔は東上線を左右に折り返しながら谷を下りていく。根本をみると土台がとてもおもしろい。スーパーお立ち台を半分埋めたようなコンクリートの土台だ。

白子線11号の根本
白子線11号の根本


 谷を下りた白子線は丘の上に再度あがり、白子変電所へ。最終鉄塔は受けの腕金付きドラキュラだった。白子変電所は丘の縁にゆったりと広がる露天の変電所だ。

白子線13号と白子変電所
白子線13号と白子変電所