お久しぶりの安曇幹線

 安曇幹線の旅を再会。昨年の10月末からお休みしていた。冬と夏は山の鉄塔は厳しいのだ。
 北軽の親せきの別荘に呼ばれた。そこで行きがけに上野村に立ち寄ることにした。
 最初は高反山―上野村・乙母(おとも)集落北の小さな山―の中腹に立つ210号に登る。安曇幹線1号線は高反山の中腹を横切って行く。210号はその最下点で送電線を支えている鉄塔だ。


 途中に炭焼き小屋。今時珍しいなぁと見ると看板がかかっていた。

資源リサイクル施設
この施設は、電力供給に伴なう配電線路の建設、保守工事等で伐採をした樹木の再利用を目的に薪炭製造を行っているものです。

炭焼き小屋
炭焼き小屋


 なるほど、線下などの伐採で出る木の有効活用ですね。思わぬ電力施設に出会ったものだ。


 210号に着く。対岸が眺められるのだがガスがかかり、写真撮影には向かない。

安曇幹線1号線210号
安曇幹線1号線210号


 今日は写真を撮るより山登り中心にすることにした。午後は乙母集落と乙父(おっち)集落を隔てる尾根に立つ206号に登った。山道を汗だくで登っていったら、地図にはない林道が鉄塔のすぐ側まで延びていた。残念バイクで登って来れたのだ。


 誰もいない開けた林道を歩いていると突然頭上でがさごそと音が。1メートルほどの黒い影が瞬時見える。カモシカ? でも黒くて脚も短かったような…。こわくなって熊スズを取り出す。


 206号は広い尾根の上にどーんと立っている。2連耐張。すぐ近くまで林道が来ていて便利だが、残念ながら景色がいいわけではない。冬ならまだ梢越しに景色があるかな。

安曇幹線1号線206号<br>引きがなかったのでパノラマで撮ってみた
安曇幹線1号線206号
引きがなかったのでパノラマで撮ってみた


 206号を下りて来ると雨になった。今回はこれで終わりだ。でもふたつ鉄塔の根本に行けたので満足だ。雨着を着込んで親戚の別荘へ向かう。