上長崎‐桃野線

 さて本題に戻る。寄り道ばかりしていたので時間がない。まずはロープウェイ駅の裏に立つ鉄塔の根元に行く。ひとつ前の鉄塔は矩形鉄塔だがここだけ通常の四角鉄塔になる。1回線を三角配列で支持している。

上長崎‐桃野線(JR)A63号

上長崎‐桃野線A63 S14.11建設 H9.6建て替え


 上長崎も桃野も知らない地名。でも清水峠を越えていることは間違いがない。「A」というのはたぶん回線毎の名称だろう。だとするともうひとつのルートには「B」と書かれているはずだ。でも確認しようにももう1回線は結構な山の上。ちょっと時間がない。


 向かいの尾根にある鉄塔に向かう。ひとつ里側の鉄塔だ。結構雪が積もっているので壺足じゃきついだろう。スノーシューで挑戦する。今度は雪が堅すぎて潜らない。これも結構つらい。
 ちょっとした高度を大汗かいて登る。何てことのない距離なんですが運動不足かな?


 今度はA64号。建設年は昭和14年11月。信濃川発電所の最初の千手川発電所の完成した年だから原型ということか。
 A64は烏帽子もどきの矩形鉄塔。高さは20メートル台と思われるが、鉄骨はとても太いものが使われていて、頑丈そうだ。
 小さいし形も面白い。それ以上にひしひしと存在感を感じさせる鉄塔だ。

上長崎‐桃野線(JR)A64号
鉄骨は太く、きれいにペイントされていた。
JRの鉄塔としてはメンテナンスがとても良いように感じる。
A64号の結界写真 う〜ん おもしろい


 老番側を1本確認したので若番側も見てみたい。どんな鉄塔が立っているのか楽しみだ。