城山の大鉄塔

 久しぶりに鶴ヶ島に来ている。安曇幹線に行きたいが、小鹿野はとても遠い。今日は時間がないので安曇幹線に行きたい気持ちを安曇幹線の近場で静めよう。
 奥武蔵の山の入り口、城山の安曇幹線を訪れる。ここは飛ばしてしまっている。

JR線の鉄塔ロータリー


中東京信濃川線(JR)17号

 城山には安曇幹線だけではなく、JR線と中東京幹線が通っている。JR線はここで分岐もしている。


 分岐鉄塔の1本前、中東京‐信濃川線(JR)17号は丘の上、住宅地の中。丘を切り崩し住宅を造成したが、鉄塔の立つ小さな頂上が残ったのだろう。鉄塔の立つ場所は丸く残った高い土盛り。その周りを道路が円を描く。鉄塔ロータリーだ。


 次の分岐鉄塔は前久保‐武蔵境(JR)8号だ。上下振り分け型分岐。2回線を分岐している。どこか茫洋とした鉄塔だ。
 前久保‐武蔵境の系統がここで分岐して、中東京‐信濃川線で中東京変電所へ向かうのだろう。


公園のネコ

 目の前に城山の頂上に立つ安曇幹線が蛹点で見えている。鉄塔の下は広いグラウンドになっていて、山の上も公園らしい。山へ登る前にまずは手前の380号から見ることにする。


 ちょうど公園の切れたところ。ここで町が切れ、崖になる丘の際。赤いとんがり耳の安曇幹線380号が立っていた。三角配列猫。とても小さなかわいいネコだ。


安曇幹線380号

城山の大鉄塔

 城山に登る。城山は「多和目城」と呼ばれる古い山城跡。坂戸市の最高標高113メートルだそうだ。お城は室町時代にはあったというから古い。現在は公園になっている。
 その頂上に安曇幹線379号が堂々と立っている。三角配列V吊りの落ち着きのある姿だ。


安曇幹線379号


 379号の立つ林の中にJR線も立っていた。前久保‐武蔵境(JR)10号だ。「S14.11」と書かれた鉄塔札はもう真っ黒になっていてとても読みづらい。
 結界の中に入れる。重ね餅型鉄塔の結界写真を撮れた。

 もう薄暗くなったので帰ることにする。今日は何本も見れなかったが、気になっていた鉄塔だったので満足だ。


前久保‐武蔵境(JR)10号