ジャミラの行進

都留線255号
都留線255号


 丘を降りると道沿いに都留線のジャミラが立ち並んでいた。
 最初のジャミラ(255号)はちょうど丘を降りたところに立っている。フェンスに阻まれて結界の中には入れないが湿地のような感じで草で埋まっている。

大 14.12 28m

 大正14年ですか。これは調べてみる必要がありますね。由緒ある鉄塔に違いない。
 I吊り、オフセット付き、上部主柱垂直、1回屈曲。背は低いがずんぐりとした量感のあるジャミラだ。


 ここから都留線は新しく出来た道路の南側をまっすぐ進んでいく。川尻線と八ツ沢線は道路北側を行く。
 今日はここで時間切れになった。次回は都留線のジャミラを心ゆくまで堪能して津久井湖までたどろう。

八ツ沢線98 川尻線13
八ツ沢線98 川尻線13
都留線254号から若番側
都留線254号から若番側
 帰宅して調べてみた結果、都留線はかつての甲信幹線のようだ。Jammitさんの『送電鉄塔見聞録』によれば

京浜電力により建設され1923年3月に運転を開始した甲信線が始まりです。
霞沢・竜島発電所から横浜戸塚変電所(橋本変電所からは旭変電所へも分岐)まで202Kmで結ぶんでいました。
日本初の140KV送電線です。

『送電鉄塔見聞録』
とある。
 甲信線が運用開始した1923年は大正12年。鉄塔札の大正14年とは異なっている。大正14年という年は東京電燈と京浜電力が合併した年。運用2年で建て替えがあったとは考えにくい。東京電燈に移管された年月を鉄塔札に記載したものだろう。