祖師谷開閉塔とお別れ
川世線を成城学園から仙川に向けてたどる。この辺りはかつてはジャミラが連続して立っていたのだがずいぶん建て替えが進んでいる。
49号は平成19年、50号は18年、51号は19年に美化鉄柱に建て替えられた。腕金がトラディッショナルな四角錐なのが救いだなぁ。カモメ型よりすっきりしていて好きだ。
52号はまだ古い鉄塔。高さは36メートルなのでこれも早晩建て替え対象だろう。群馬幹線から数えて2代目の昭和15年鉄塔。塗装が剥げて少しかわいそうな状態だ。
そして次は祖師谷開閉塔。川世線1番の見所の開閉塔はまだかろうじて残っていた。
川世線に併架している千南線を地下ケーブルに下ろす独特の形状をした鉄塔だ。
でもすでにこの開閉塔も役割を終えているようだ。送電線は接地してあった。
祖師谷開閉塔の代わりに送電線を地下に下ろすのは隣の現在建て替え中の53号。
53号は若番に向かって左回線はすでに新鉄塔へ送電線を掛け替え終わり、旧53号の腕金も一部撤去されていた。
ジャミラとユニークな形の開閉塔。なくなる前にもう一度会えて良かった。