多摩変電所

多摩変電所正門

2008/06/15の3)
 写真を撮っていたらおじいさんが話しかけてきた。鉄塔を撮っているんですと説明すると正面から鉄塔が良く見えるよと教えてくれた。正門に向かった。
 おー! 正門の正面に通信鉄塔がどんと鎮座している。普段は通信鉄塔はあまり見ないのだがこれは立派。とても背が高い。鉄塔の真下を通路が通る。だから脚の部分は鋭角になっている「足長おじさん」タイプだ。


 正面入り口のすぐの頭上を送電路が低く渡っている。275KVだろうか碍子がたくさん付いている。電気と仲良くなれそうな良い変電所だ。


碍子の数が違う
 正門左にある鉄構が面白い。鉄構の片方は送電線をつなぎとめる長幹碍子が3つ、反対側は1つ。それぞれ下にケーブルを下ろしている。下は囲われていて何があるのか見えない。でも碍子の数が違うということは右と左の電圧が違うということ。たぶん下には変圧器があるんだろうな。


 フェンスを通して中がよく見える。しばらく変電施設が堪能する。あれは遮断機? 避雷器? 「直列リアクトル」って何だろう。変電施設は謎だらけだ。
 角のような大きなブッシュ。長い碍子やジャンパー線が合わせ鏡のように何個も重なって連なる。幹線級の変電所に比べれば規模は小さいが開放的でとても魅力的な変電所だ。

続く