鎌北の頭
昨晩は関八州展望台で野宿。鎌北湖に戻る途中、顔振峠で安曇幹線を発見した。木々に埋め尽くされて半分だけ顔を覗かせている。
道を間違えて吾野へ降りてしまう。高麗川沿いからぐるっと大回りだ。ついでに展望の良い場所を求めて彷徨う。道とすれば行き止まりで戻ったのだが、駒高という集落から見た新所沢線の鉄塔がとても良かった。
地図を見ると富士山という小さな山を発見。これは眺めが良いに決まっている。またまた寄り道。
富士山の展望台は案の定の絶景。新所沢線、奥秩父線が山を渡っていく。下界を見ると安曇幹線も見える。冬場の空気がきれいな時に来ればさぞ素敵だろう。
ようやく鎌北湖へ向かう。北向き地蔵から鎌北湖へ降りる途中から鉄塔たちの姿を見ることができた。
鎌北湖の横の園地の頂上に登る。ここからは谷の一番奥、向こう側の稜線の天辺にまだ行っていない鉄塔まで見える。
稜線上の鉄塔はとてもかっこがよい。鎌北集落の上なので「鎌北の頭」と名づけることにした。
鎌北の頭の下にもう1本、斜面に立って送電線を支える鉄塔が見える。そこまで登ろうと巡視路を探す。1本だけ道を見つけ小1時間ほど登る。どうやら尾根違い。でも新緑の誰一人通らぬ静かな山道を存分に味わえた。
谷に戻ると目の前に夕日に照らされた安曇幹線365号。この鉄塔を最後に帰路に着く。