小田急向ヶ丘線の鉄塔跡地
(2007/12/15の4)
登戸線は1号鉄塔から千南線の特4号鉄塔へとつながる。登戸線は千南線から分岐しているのだ。
前回この鉄塔を訪れたときには工事中だった巨大なマンションが完成していた。特4号の周りもこぎれいな公園になり、以前は入れた結界もフェンスに囲まれてしまった。
でも鉄塔は変わらない。特4号はとてもゴツイ奴なのだ。西日に鈍く太い主柱を光らせている。
かつてはここから先に木柱で有名な小田急向ヶ丘線が延びていた。向ヶ丘線は廃止されてしまった。一度たどったものの夕暮れだったので写真はほとんど撮っていない。残念だ。
せめて名残でもと進んでみる。かつて向ヶ丘線18号鉄塔が立っていた敷地がそっくり残っていた。何もない四角い空間をきれいなフェンスが取り囲む。「危ないですから入らないで」の看板。東電(ひがしでん)の境界石までちゃんと装備されていた。
18号はとても小さな1回線鉄塔だった。以前見たときは工事現場の只中で埃に埋もれ、巨大なコンクリートの塊に圧倒されて立っていたのだが、廃止直前にはこんなにきれいな家にしてもらえたのかな。(→2006年5月27日の日記)
(続く)