月と鉄塔 2
(2007/11/3の2)
航研線は低く送電線を延ばし雑木林の中の2号鉄塔に。中富線のいかつい大鉄塔から昔ながらの雑木林にシンプルな1回線鉄塔。ほっとする。やはり1回線は「癒しの1回線」なのだ。
2号鉄塔はフェンスで囲まれていて結界の下には入れない。上を見上げると使われていない四角い腕金が面白い。
この先で航研線の上をJR送電線の新鶴見線が越えている。新鶴見線の15号へ立ち寄る。新鶴見線は武蔵境から新鶴見への送電路。出来たのは大正15年。歴史ある送電路なんだなぁ。
すぐに航研線3号。ジャミラ型でとても全体のバランスが良い美しい鉄塔だ。腕金も大きすぎず、短長短のリズムを刻む。バランス耐張の碍子装置もよく似合う。
3号はテニスコートの脇に立っている。そばまで寄れるが、結界はフェンスで入れない。フェンスには「ボールが入ったら…」の看板が。
3号から送電線が民家の屋根を低く越えて消えている。次はどんな鉄塔かしらん。
(続く)