環七脇に立つジャミラ [何故か郷愁の領家線1]

領家線1号

[5月3日の日記です]
 東京都23区内の鉄塔地図がほぼ完成した。地図に鹿浜線を書きこんで、領家線を回っていないことに気がついた。あっこれはいけない。早速、鹿浜橋のほとり領家線1号鉄塔が立つ公園へやってきた。ちゃんとたどっていないが領家線にはジャミラが並んでいる。これはすでにチェック済だった。


 領家線は鹿浜線29号――背の高いとても立派な赤白鉄塔だ――から分かれて出発する。最初の1号はお立ち台くぐり抜け鉄塔。大きなコンクリート製の下駄を履き細長い公園の通路を跨いで立っている。新緑がとても綺麗だ。


領家線2号 細長い公園を過ぎると見えてくる、環七の脇に静かに立つジャミラ


 車は鹿浜橋に差しかかりスピードを上げる。それを目当てに白バイが網を張る。そんな喧騒に囲まれて領家線2号は立っている。
 都会の鉄塔には珍しく結界の中に入れる。結界の下は草が生い茂り、鉄塔の足元にお地蔵さんが。鉄塔の周りだけどこか田舎っぽい。領家線2号



 ところで、この鉄塔には1回線別の線が併架されている。碍子の数からいって2万ボルトだろうか? この2万ボルトの支持の仕方が何とも奇妙だ。
 腕金は短いものが2本しかない。上段には1本、下段には2本。とてつもなく小さな三角配列。教科書的に言えばドナウ形?
領家線2号 こんなにコンパクトにまとめられるとちょっと触ってみたくなる。線の高さは電柱とほとんど同じ高さじゃないか。

続く