雑誌の取材

小松川線

 今日は雑誌の取材に協力して鉄塔を回った。


 Webで見るかぎり鉄塔観察がブームになったのは1990年の終わり頃のようだ。銀林氏の「鉄塔 武蔵野線」が1994年、映画化が1997年だ。「鉄塔観察学会」なるものが開かれたのは1999年だ。
 それからしばらく経っているが、最近また注目され始めたように感じる。


 鉄塔を観察する楽しみを世間に紹介したのは銀林氏の小説だが、それを趣味として公然のものとしたのはインターネットだ。単なるマイブームではなく一定の同好の士がいるから趣味と言えるのだ。
 私もネットで鉄塔観察を趣味にしている人がたくさんいることを知った。銀林氏の小説の存在もネットで知った。
 見回してまわりに鉄塔趣味の人はいない。でもネットにはたくさんの鉄塔趣味の人がいる。だから鉄塔趣味はネットが育てた趣味といってもいいだろう。
 インターネットの普及によってこの流れは加速していくだろう。だからまた鉄塔観察趣味に光があたってきたのかも知れない。


 いつもはひとりでシコシコ回っているのだが今日は4人。これもまた面白い。あまり注目していなかった鉄塔を他の人が感動たり。新しい発見がある。機会があったらこんな回り方をまたしたいものだ。





 写真はカメラマンの人に任せきりであまり撮らなかった。上の写真は数枚撮った中の1枚。新中川を並んで進む小松川線だ。ここは東京とは思えないのんびりとした雰囲気で好きな場所だ。
 雑誌はLink ClubというISPの機関誌