1号鉄塔見っけ

松戸線1号と東葛高柳線42号

 昼過ぎに親戚の家を出る予定。遅い朝、雑煮を祝った後いそいそと出かける。昨日見たもう一つの系統――小金線を分岐している親系統だろう――を目指す。
 昨日の帰りがけ眺めのよい崖の上で大体の経路を確認しておいた。遠い鉄塔まで行き戻ってこようと計画。丘を下りまた上り、方向はあっているはずなのだけど…。


 突然向いの屋根の上に鉄塔が見える。大きな通りにでると4回線鉄塔が広い緑地帯の真ん中に立っていた。東葛高柳線41号。東葛XXと高柳XXを結ぶ線か。
 左手を見ると分岐鉄塔が立っている。42号。灰色に塗られた太い鋼管製だが鋭角に地面から立ち上がり、全体的には細身な鉄塔だ。


 ここで4回線のうち2回線を分岐している。分岐は確認しなければいけない。分岐している方へ進むと小振りな鉄塔があった。何線なのかと看板を見ると「松戸線1号」。おお「1号鉄塔」だ。思わず次の鉄塔まで行く。松戸線2号だ。松戸線3号と思われるジャミラ鉄塔が畑の向こうで誘っている。手前のビニルハウスが逆光に輝いてクラクラする。


 何の予定もなければ誘われるまま行きたい。でも今日は一応大人をやらなくてはなるまい。東葛高柳線へ戻り親戚の家へ急ぐ。送電線沿いに丘を下り卸売市場の向こうに昨日の小金線への分岐を確認して戻る。


 短い時間、大急ぎだった。松戸線はどこまで行くのかなあ。東葛変電所、高柳開閉所いつか行けるだろうか。でも「1号鉄塔」は拾い物だった。