初鉄塔は小金線

小金線2号と東葛高柳線遠望

 松戸に親戚の家へ年始に行く。食料品店なのでお休みは元旦だけだ。行きがけに柴又の帝釈天へ初詣、矢切りの渡しで江戸川を渡り小松川線と矢切線を見てと計画を立てる。でも案の定のんびりし過ぎ時間がない。まっすぐ向かうことにする。


 西船橋武蔵野線へ乗り換え。そうだここは江東線の見どころのひとつではないか。ホームの端まで行き、埋め立て地をやってくる頑丈な鋼管鉄塔群を眺め、車窓からは数本の鉄塔を短く連ね、船橋の丘を急角度で駆け上る様を堪能する。
 新松戸までの間、3本の送電線をくぐる。変電所も2つほど発見。まだ知らない送電鉄塔たちだ。最後の系統はどうやら目的地のそばのようだ。


 子供が泊まりたいというので一泊することになる。酔い醒ましに散歩を、と抜け出て先程の鉄塔方面へ歩く。丘の影に見え隠れして鉄塔が見えてきた、一番近い鉄塔はパチンコ屋の裏手、無人の変電所の中に立つ引き止め鉄塔だ。小金線2号。
 初鉄塔が「小金」とは結構縁起が良い。もう消えかかる夕焼け雲の中に別の系統の鉄塔が浮かび上がっていた。