上平井変電所と地中線

sarumaruhideki2004-11-08

 この土曜日に行った上平井線は新小岩の手前で地中へもぐってしまう。
 送電線の先には発電所や変電所があるという常識は最近の都市部の送電線では通じない。後は地中線だからつまらない。
 つまらないから地中線を通っていそうな道の東電のマンホールを探す。上平井線の最終鉄塔の先には上平井変電所がある。直線距離で300メートル程度。この距離ならと頑張ったので何とかマンホール沿いに無事変電所まで辿れた。今までも何度かトライしたが成功したのはここが初めて。
 変電所は送電線と同じくらい好き、というか聖地のようなものだ。でも地中線でつながる変電所は単なる窓のない建物。配電線も地中線だから完全なブラックボックスだ。
 昨今は世の中すべてに覆いがかかっている。電気もどこから来るのか分からなくなってしまう。配電線は当分の間電柱から離れられられないから心配がないけれど。世の中の仕組みをすべて見えなくしてしまう風潮はちょっと心配だ――とか電線の一本も見えない変電所を見ながら考えたりする。