奥戸線と夕日

奥戸線

 昨日につづいて奥戸線。奥戸変電所から中川を渡るところまで辿ることにする。
 天気は高曇。水色の空の下に雲が浮かんできれい。でも鉄塔のバック辺りは白くかすんでいて写真にすると平板だ。おまけにずっと矩形鉄塔が続く。矩形鉄塔も写真になりづらい。でも散歩をするにはいい日和だ。
 奥戸変電所から路地の奥の17号。次は公園の外れに16号。15号で環七を越えケーヨーホームセンターの駐車場脇に14号。そこから野球のグラウンドと屋内プールを一気に乗り越えて13号は細い路地に面して立っていた。次は小さな町工場の前に12号、次の11号は中川手前に立つ川越鉄塔だ。
 この辺り町工場と住宅が混在する地域。日曜のためだろうとても静かだ。夕暮れの人がいない通りの向こうに鉄塔が高く佇んでいる。時間が止まったような風景だ。
 新中川の土手に出ると対岸に送電線がたくさん見える。小松川線、亀戸線、JRの小岩線、花総線。小松川線と亀戸線、花総線が交差する辺りの奇形鉄塔も遠望できる。気分がよい。
 新中川を渡りJR小岩線づたいに高砂橋へ出る。橋からは奥戸線の連なりが。こうやって見ると矩形鉄塔もなかなか立派でよいではないか。
 橋を下りてから振り返るとまんまるの夕日が鉄塔の向こうに沈むところだった。カメラを抱えて橋の上までかけて行ったがすでに夕日は半分にかけてしまっていた。