初鉄塔

 2012年の初鉄塔は小松川線。八潮のノッポな赤白、55号からスタートして綾瀬川を越え草加までの間を歩く。
 住宅地の中を進む小松川線。綾瀬川までは小松川線らしい少し太めのアングル鉄塔綾瀬川を越えると細身の灰色鋼管鉄塔が続いていた。東武線の高架手前、43号まで歩いた。

小松川線 54号
小松川線 54号
89mの見上げるばかりの大鉄塔。隣の55号と同じ高さ。脚の部分が長く、住宅地の中なのでその高さが際立っている。
小松川線53号
小松川線53号
背が低くなる。といっても46メートル。少し太めだがバランスの良い小ぶりのいい鉄塔だ。綾瀬川まで同じような高さのアングル鉄塔が続く。
綾瀬川左岸の49号
綾瀬川左岸の49号
綾瀬川というと高速道路の下を流れる、人工的な直線の溝といったイメージだったが、この辺りまで来ると川幅も広く自然な蛇行もある。利根川や荒川の本流だった出自の良さを納得。
小松川線44号
小松川線44号
綾瀬川を越え草加に入ると、細身の鋼管鉄塔が続く。フェンスも茶色の縦格子になる。この先で小松川線は日光街道を越えて、さらに東武線を越えて進んでいく。


 この区間、最初に訪れたのは2004年。かれこれ7、8年前になる。細い路地、平屋建ての家屋、ペンキのはげかかった波板壁。その時のイメージはこんな感じなのだが、今は新築の家やきれいなマンション、郊外のきれいな住宅街だ。
 東武線の高架で今日はお終い。草加の駅まで行き、ラーメンを食べていたらもう4時だった。
 帰り道、夕日に照らされた小松川線を楽しみながら歩いた。いい初鉄塔だったな。

小松川線47号
小松川線47号