JR線のマーメイドと二本脚

 戸田線(JR)を歩く。関越を越えたキリ番50からスタート。武練線交差を通過して和光市駅まで行く。徐々に住宅地と住宅地の間に広い畑が広がる地域になってきた。

戸田線(JR)56号
戸田線(JR)56号


 朝霞の自衛隊の南側、大きな公園がある。ここは東京都練馬区と埼玉県和光市の都県境で東京都側は都立大泉中央公園(さくら運動公園)、埼玉県側は和光樹林公園とふたつの大きな公園が接している。春はさくらが見事だ。


 この公園内を戸田線(JR)は通り抜ける。そして鉄塔はマーメイド型の鉄塔、鉄塔札には「大正15年5月」と書かれている。
 古い鉄塔を嵩上げした結果、こんな形になったのだろう。鉄塔下部は山型鋼を十字型に組み合わせて補強している。

戸田線(JR)60号
戸田線(JR)60号
戸田線(JR)59号下部<br>山型鋼を接合するボルトがたくさん
戸田線(JR)59号下部
山型鋼を接合するボルトがたくさん

 公園を過ぎて、外環沿いに送電路を進むと和光市駅手前で美化鉄柱にであう。JRの美化鉄柱自体珍しいが、何とこれは二本脚! 塗装はされておらず酸化皮膜の渋い姿。ちょっと工場の集合煙突みたいな感じだ。うーむ、これは良い。

戸田線(JR)65号
戸田線(JR)65号