広野・常陸那珂・鹿島

 今朝のテレビのニュース映像で広野、常陸那珂の現在の空撮映像が流されました。(済みません番組名は不明です、鹿島も流れていたようです)


 空から見る限り津波でやられたようで、発電所の周辺設備がほとんど流されたり、壊れたりしているように見えました。


 発表されている「地震により停止した火力発電所」は発電機単位ですが、この3つの発電所に関しては発電所単位で稼働不能と考える方が妥当かと思われます。
 プレスリリースに載っている発電機は、「稼働中のもので地震により停止したもの」と解釈するほうがよいと思います。
 つまり稼働中の7基、580万キロワットの被害だけではなく、稼働していなかった発電機5基分も復旧は困難とみられます。
 この仮定に立つと3発電所総計で910万キロワットが早期復旧困難ということですね。


 福島第一 470万キロワット、第二 440万キロワット、計910万キロワットも早期復旧は絶望的でしょうから、現時点で早期復旧がまず見込めない発電量は1820万キロワットになります。(認可出力ベース)



原子力発電所
福島第一

  1* 46
  2* 78
  3* 78
  4 78
  5 78
  6 110
小計   470

福島第二

  1* 110
  2* 110
  3* 110
  4* 110
小計   440
原子力   910

【火力発電所
広野

  1 60
  2* 60
  3 100
  4* 100
  5 50
小計   370

常陸那珂

  1* 100
小計   100

鹿島

  1 60
  2* 60
  3* 60
  4 60
  5* 100
  6* 100
小計   440
火力計   910

出力(万KW)


*は地震で停止と発表があったもの
出典:平成22年度 数値で見る東京電力東京電力
    各号機ごとの出力はWikipediaによる