舎人ライナーは鉄塔ライナー

 知人の家へお呼ばれ。待ち合わせは舎人ライナーの終点、見沼代親水公園。お呼ばれも楽しみだが、舎人ライナー、そして待ち合わせの駅にも楽しみが待っている。


 何しろ舎人ライナーは鉄塔ライナーなのだ。全線高架だから眺めは最高。揺れるので写真を撮るには向いていないが、右や左に次々に現れる鉄塔の風景は他では味わえない。


 まずは進行方向左手に田端変電所が現れる。千代田線のご入城と呼んでいる最終鉄塔から変電所への受け渡し、高いところから見ても優雅ですね。

田端変電所と千代田線最終鉄塔36号
田端変電所と千代田線最終鉄塔36号


 荒川を横断するところは忙しい。左手は千代田線の川越。とてもきれいな鉄塔だ。右手は東尾久線の川越。ちょっと個性的な鉄塔が見える。


 千代田線と東尾久線を左右に見ながらしばらく進むと、左手から送電線がやってきて、右手へ頭上を越える。鹿浜線だ。
 鹿浜線と千代田線の交差点はとても複雑でおもしろいのだ。鹿浜線が低い鉄構に下りて、地中線をここで分岐する。
 地上では全体像が見えないが、こうやって上から見ると全体の構造がよく分かる。ちょっと止まってくれないか!! 無理か!

千代田線・鹿浜線交差点
千代田線・鹿浜線交差点
右が千代田線の22-1号、手前が鹿浜線の21号で千代田線をくぐって24号。下に見える鉄構が鹿浜線22甲乙、23甲乙の4つの鉄構だ。


 鹿浜線がライナーを越して進行方向右手を併走するようになると、千代田線は徐々に離れて鳩ヶ谷へ向かう。この遠望もすばらしい。
 おやあの通信鉄塔は何だろう。方向と規模からすれば京北変電所に違いない。

京北変電所だろうか?
京北変電所だろうか?