折り返し鉄塔

柿生線19号

 すぐに次の鉄塔が見えてきた。分岐鉄塔なのか、複雑な線の取り回しをする鉄塔だ。


 北から1路線送電線がやってくる。ここで柿生線と合流するようだが、どうなっているんだ、複雑すぎる。小高い丘の頂上の一帯がフェンスで囲まれ3本の鉄塔が立っている。
 柿生線19号の左右に立つ1回線の小型の鉄塔。名前は桜ヶ丘線79号の甲乙。どうやら合流するのは桜ヶ丘線らしい。

柿生線と桜ヶ丘線の線の取り回し

 桜ヶ丘線は柿生線19号鉄塔の最下段に一旦取り付いてから、この小さな鉄塔に線を延ばし、すぐに折り返して柿生線の上段の回線へとつながる。
 1回線毎にこの取り回しを行うために甲乙2本の鉄塔があるのだ。


 1回線の折り返し鉄塔の特異な姿も面白いが、この線の取り回しは何とも独特だ。真ん中の鉄塔が左右に家来を引き連れているような感じだ。

柿生線19 桜ヶ丘線79乙甲