光線銃
(2007/12/08の3)
新鶴見線を数本だけ先にたどる。新鶴見線のピラミッド・ジャミラは多摩川を挟んだ2本だけのようで、登戸線のすぐ脇に立つ47号はすこし太目の通常の四角鉄塔へもどった。南武線を越える。そして東名も越える。送電線はまっすぐに私は大回り。
東名とマンションに挟まれ窮屈に立つ48号。そしてそこから一気に丘に登る。
人間は丘の上へとまた大回り。やれやれ。喜津根坂という坂を登る。「キツネ」でもいたのだろうか、坂の途中から登戸線、新鶴見線、川世線、多摩川の向こうには何本もの線が見えた。いい場所だ。
丘の上はお墓。鉄塔とお墓はとても仲が良いのだ。線下に建築制限がある送電路。お墓と駐車場と路地は定番なのだ。
お墓の中に49号と50号の2基。少し太目のとんがり帽子。落ち着いた雰囲気だ。
休みながら鉄塔を眺めた。アークホーンがちょっと変わった形――昔のSFの光線銃みたいでカッコがいい。
(続く)