月と鉄塔 4 塀の中の最終鉄塔

（2007/11/23の4）

　小さなイカ型ジャミラから通りを越え航研線はついに航空宇宙技術研究所に入った。最初の5号は民家沿いに立っている。片側だけに3本の腕金を延ばす片腕型の鉄塔に変わる。敷地も狭く高さも低い。次の6号相当の鉄塔になるともう塀越しに眺めるしかない。

　広い敷地の中を航研線は進んでいく。塀に沿ってぐるっと回る。道はどんどん送電線からは離れていく。この先で最後の鉄塔は見れるのだろうか。
　しばらく歩きようやく鉄塔が見えてきた。どうやら最後の1本だ。1回線をふたつに分岐して別々の受電施設に下ろしている。いったい何号に相当するのだろうか7号？　8号？
　上半身の遠望だが、とにかく最終鉄塔が見れたので満足する。

（続く）