目いっぱい伸びる腕金

房総線14号

 丘の淵に出た。すぐ下を川が流れている。そして送電線は川に下りまた対岸の低い丘に向って進んでいく。


 14号。また原型の鉄塔に戻る。田んぼのふちにバイクを停め、薄暗くなったあぜ道を根元まで行く。結界の中から上を見た。
 目いっぱいに伸びる腕金、そして中心にうっすらと赤い色。とても印象的な結界風景だ。

房総線14号


 もう夕暮れ。今日は西の空が少しもやっているようだ。丘の上、ぼんやりとした夕日と何本もの鉄塔シルエット。

木下線・北千葉線

(2月24日 終わり)