交差

房総線13号と木下線27号

 住宅地を抜けると丘の上の畑になった。どうやら他の送電線と交差している様子だ。左右に高さのある鉄塔が見える。
 畑に出た。房総線の下に小さな鉄塔。ここで線をくぐらせてる。何という線だろう。
 畑の脇をつたい根元まで行く。「木下線 27号」。
 高さは47m。立派な高さの鉄塔だ。でもここでは小人のように見えるからすごい。左右の木下線を含め100m級の鉄塔だらけ。巨人の世界だ。


 木下線とは新京葉変電所以来の再会だ。この線は変電所から南東方向へと出発している。木下(きおろし)というのはこの付近の地名。変電所から見ると西北の方向だ。
 あらぬ方向へ向って出かける木下線を不思議に思っていた。何だ、ぐるっと迂回してやってくるわけだ。


 次の13号は作業場の中で近づけない。どうやらその先で丘を下るようだ。