船堀橋線の双子の門番

船堀橋線甲6号乙6号鉄塔

 葛西橋線の上流、新大橋通り船堀橋に平行して船堀橋線が通っている。船堀橋線は小松川変電所から6本、最後の6号鉄塔は甲乙ふたつに分かれているから正確には7本、で結ぶとても短い路線。短いながらそれぞれ個性がある。
 その中でも6号最終鉄塔は甲乙ふたつの鉄塔が仲良くならんで面白い。ひそかに「船堀橋の門番」と呼んでいる。
 船堀橋線は船堀橋線2回線と共架している東小松川ポンプ線1回線の3回線なのだが、荒川を渡る4号から6号には送電線が4回線装備されている。よく観察すると船堀橋寄り1回線はどことも繋がっておらず未使用だ。ちょっと謎だが、川越えで送電線をかけるのは工事がたいへんだから予備でつないでいるのかなと考えている。
 6号鉄塔の横には船堀橋変電所があるが変電施設はビルの中に隠れて見えない。

 ちなみに私は毎日この路線沿いに通勤している。


追記 電気のこない線をつないでいる理由を「予備」と書いたが、考えてみたら鉄塔にかかる張力を平均化する意味がある。こちらが正解かな。