本当はスマート
雨の中、散歩。路地の向こうに駒沢線の59号がすくっと立っていた。
駒沢線の背の高いタイプの典型的な姿だ。
とんがり帽子。高さは34m。耐張碍子。オフセットなしの腕金。
上部腕金3段部分の主柱は垂直に伸びる。その下で少し広がりそこに代田線を併架。下部でもう一度足を広げる。下部の屈曲点が低いので、中間の急角度の部分が長く、足を広げるというよりすくっと立ち上がった感じになる。
だから全体のフォルムはなかなかスマートなのだ。でもどこかドンくさい感じがする。
バルコニーがあったり、はしごが付いていたりとやたらに装備が多い。下部に来ると補助材が多く使われごしゃごしゃした印象を与える。バルコニーやはしごがなければもっときれいなのだろうが。
いくらスマートでも両手一杯に荷物を抱えていれば台無しだ。でもその垢抜けなさが駒沢線の魅力なんだなぁ。