年賀状のロケハン

新鶴見線45号

ここ数年、私の年賀状は日の出の鉄塔。今日は来年の年賀状の下見に多摩川に来た。鉄塔が遠くに見えてそこに太陽が昇るというロケーションはなかなか難しい。東京なら川筋が狙いだ。以前は荒川か江戸川に通ったが、今年は東京の東に引っ越したので多摩川を水道橋から下流に向かって進む。


私の知らない送電路の鉄塔が遠くに見える。
近づくと新鶴見線の多摩川越えの鉄塔、とても面白いジャミラだ。主柱に屈曲がなく、頂上までまっすぐ伸びて収束する。そこに3段の腕金。一番上はジャミラ型。
私は主柱が真っ直ぐの鉄塔を、細長いピラミッドという見立てでピラミッド型と呼んでいるから、こいつはピラミッド・ジャミラだ。新鶴見線45号



東京側、左岸に立っているのは45号。建造は大正15年だが、丸い円柱の土台のコンクリートはまだ新しい。
結界に入れる。上を見上げると主柱がてらいもなく頂点に収束する。きっぱりと気持ちが良い。

新鶴見線45号
続く