旧谷村線現存鉄塔地図

 旧谷村線の残存鉄塔は相模川を挟んで八王子側、相模原側に数多く残っています。
 日本の送電史に残る鉄塔がそのまま残る貴重な近代化遺構です。
 普段は鉄塔の位置はあまり公表しないのですが、旧谷村線鉄塔についてはその意味合いを込めてGoogle Mapに確認した鉄塔位置、およびまだ未確認ながら現存が予想される位置をプロットいたしました。参考になれば幸いです。



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 まだまだ確認した分が少量で済みません。未確認分についてもこの冬にはできるだけ確認を済ませ更新を行いたいと思っています。(冬はいろいろ忙しいので確約は出来ませんが)


 なお鉄塔は多くの場合山の中で道はないと思われます。また鉄塔を訪れる場合は地元の方々への配慮と安全にくれぐれもお気を付けください。


【谷村線(やむらせん)】
 大正2(1913)年に桂川電力が、山梨県谷村(現・都留市)の鹿留発電所から東京の戸塚変電所(現・目白変電所)間に設けた送電路。途中から分岐して六郷変電所へも送電していた。鹿留〜戸塚間は85km、六郷間は95Km。
 谷村線のルートは現在も使用されており。小比企線・高畑線・多摩橋線・国分寺線・車返線・三井線・高井戸線・杉並線・目白線などがほぼ同じルートを利用し、六郷分岐はその後、東京内輪線に使用され、現在では駒沢線・安方線などとして利用されている。

 谷村線については多くのサイトが取り上げていますが、歴史などを詳しくまとめたものとしては以下のサイトをご覧ください。

送電鉄塔見聞録』歴史ある幹線鉄塔 谷村線 http://transm.web.infoseek.co.jp/soudenn162.html
『架空送電線の話』歴史に残る送電線 http://www015.upp.so-net.ne.jp/overhead-TML/historicalline.htm