
荒川と中川を隔てる中土手が尽きるところそこが荒川河口である。川はまだ先、湾岸道路の橋まで続いているように見える。でもここが荒川の河口。後は最近の埋め立て地なのだ。
「荒川河口まで0Km」と書かれた標識の少し手前、荒川の浅瀬の中に1本の鉄塔が立っている。江東線89号だ。
江東線は千葉県船橋市の奥にある新京葉変電所から90本の鉄塔を連ねやってくる275KVの送電系統だ。東京の23区に乗り入れる送電経路で275KVは珍しい。
高電圧の送電経路にふさわしく碍子30個を連ね、力強い男性的な鉄塔が多いこの経路だが、最終の荒川に至ってとても優美な姿に生まれ変わる。別名「美しく青きドナウ」だ。
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