2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

碍子の上で中華はいかが?

アメ横ついでに旧国鉄上野変電所があったという「アメ横プラザ」を見る。アメ横センター前のガード下。ここに変電所があったことはアメ横の歴史について書かれたページで存在を知った。 現在のアメ横は、戦時中、ガード下の変電所を守るために住宅を強制疎開…

アメ横の地図にない変電所

今日は午前中に仕事の打ち合わせ、帰り道に昼食がてらアメ横に寄り道。平日だというのにアメ横はあいかわらずにぎやかだ。 今日の獲物は2万5千の1地形図に載っていない下谷変電所。その存在はWebで発見した。古い建物ファンの間では知られた建物のようだ。ア…

送電線のない変電所

最近、送電線のない変電所めぐりをしている。地下ケーブルで電気を受け取り地下ケーブルで電気を送り出す。窓のない箱状の建物。面白みがない無愛想なやつだ。でも愛する送電鉄塔が送り届けた電気の最終到達地だから敬意を払って回ることにした。 送電線がな…

多摩川に立つ原型鉄塔たち

(5月27日の日記の続きの続き) 丘を下ると川世線と千南線は並んで進む。多摩川に向かって右が川世線、左が千南線、2つの鉄塔を同時に味わえる贅沢三昧。 丘を下ってすぐに久地変電所がある。 久地変電所の引き下げ鉄塔は千南線の特5号(併架している川世線…

用水と1回線鉄塔

(5月27日の日記の続き) 雨が激しくなる。緑地の向こうに次の鉄塔が見える。雨の中、緑地の中を下る。何ということだ行き止まり。泥道を登り返す。 ぐるっと回り下り坂に出た。景色が広がる。晴れていたたら多摩川が見えるだろう。でも今日はすっかり煙って…

雨の日は…

もう梅雨なのか、土日とも雨だそうだ。雨の日はゆっくりするに限る。晴耕雨読だ。でも土日とも雨読ではちと飽きる。 雨の日の散歩はどこがいい。林がいい、とても濃い木の香。草原がよい、雨粒をたっぷり宿した草。畑が良い、黒く湿る土。田んぼがよい、田に…

秘密の畑

(5月21日の日記の続きの続き) 下総変電所は地形図にも名前が載っている大きな変電所だ。花総線の引留鉄塔から直線で1キロくらい、京葉道路沿いのとても広い敷地の中にある。 門の奥に鉄塔や鉄構が見える、表札は「京葉支社 別館」。右手奥の大きなビルへま…

段違い鉄塔

(5月21日の日記の続き) 今日はひさしぶりに花総線の市川の最終鉄塔あたりをぶらついた。下総変電所を見ようと出かけてきた。 花総線の市川区間は江戸川沿いに進む。JRの総武線で西船橋から小岩まで左側の車窓に見えるのが花総線だ。川沿いの工場と千葉街道…

花総線と市川あたりをふらつく

[5月21日の日記] 何年か前の江戸川花火大会。恒例の場所取りのために昼から河原で寝転んでいた。川の方を見ると対岸に低く鉄塔が並んでいる。今まで気がつかなかった。あれは何という線だろう。これが花総線と私の出会いだった。 次の日、市川へと出かけた…

鉄塔空き地

(5月20日の日記の続きの続き) 隅田線の13号で平和橋通りを越えるともう荒川はすぐ。通りと荒川の間の短い区間はとても素敵なところ。紹介したいがそれはまた別の機会にしよう。 今日はまだちょっと時間がある。なくなったものを探そう。 隅田線が荒川を渡…

K兄弟に鉄塔写真を見せた話

(5月20日の日記の続き) 写真を撮っていたら厳ついお兄さんがチェックをかけた。「鉄塔の写真を撮っているんですよ」というと見せろという。デジカメだからすぐ見せてあげた。 「あの辺りの家を撮るな」という。鉄塔と逆の方角を指差す。「普通、家を撮るの…

6つの円

今日は午後から用がある。起き抜け、コーヒーだけ飲んで出かける。隅田線の13号鉄塔。あそこを調べる必要がある。 隅田線が荒川を渡る手前、平和橋通りに面して13号鉄塔は立っている。そこから2回線を分岐して地下へと降ろす鉄塔だ。行き先はすぐ先の堀切変…

回路図?

ちょっと思い立って昼休みを使って変電所へやってきた。新大橋通りを市川へ渡り、東西線をくぐると道路横に江東線の大鉄塔が見える。そこが葛南変電所。 東京の都心を東西に横断する葛南世田谷線という27万5千ボルトの地下送電路がある。このスタート地点の…

ローカル鉄塔

バイクを定期点検に出した。今日は近所の篠崎線を歩く。 今、一之江駅東側出口付近は区画整理で商業地域として開発中。ファミレスができ、回転ずしができ、地元スーパーの支店ができた。地元民としてはちょっと期待。 その一之江駅前に環七を挟んで篠崎線で…

土手に生えた竹の子 落ち穂拾いの旅 3

(5月6日の日記の続きの続き) ある日環七を走っていた。陸橋を通ると目の端に鉄塔らしきもの。ん!駒沢線が見えたのか?でもこのあたりでは川沿いへ下りて見えないはずだが。 他に思い当たる送電線はない。目の錯覚だったのだろうか。 また同じ場所を通る機…

芦川内匠 落ち穂拾いの旅 2

(5月6日の日記の続き) 落ち穂拾いの旅は忙しい、JR線が済むと葛飾から足立へ向かう。これも変電所の名前を確認するため。記憶はあるが記録がない。写真は残っているのだが肝心の表札を撮っていない。 足立線でもっとも個性溢れる鉄塔324号に着いた。 あれ…

スカスカ・ジャミラ 落ち穂拾いの旅 1

[5月6日の日記] 東京都23区内の鉄塔地図を書いていていろいろ思い出した。足元までも行っているのだが写真も撮っていない鉄塔。名前を確認していない変電所…。 連休の晴れも今日で終わり。朝から鉄塔巡視に出動することにする。 まずは北へ。環七が総武線…

何かご用ですか?

[5月4日の日記 番外] 大師線からの帰り道、東京の火力発電所に寄り道した。 まずは大井埠頭。いつもは通りすぎるだけの場所。発電所に入る道がないか地図で近づこうとするのだが、なかなか困難を究める。埋め立て地のだだ広い道路を何度もUターン。 何回…

京浜工業地帯を作った鉄塔たち

(5月4日の日記の続き) 川の眺めを満喫して大師線に戻る。東京電力・大師線が京浜急行・大師線の上を通っていく。送電路も鉄道も「大師線」。紛らわしいが仕方ない。 鉄道のほうの大師線ができたのは明治31年。京浜急行の最初の路線だ。送電路の大師線が出…

空の上のマジッシャン

萩中線は実はマジッシャンなのだ。変電所を2回線でスタートした萩中線はいつのまにか4回線鉄塔になっている。途中、合流する路線も変電所もない。 川越の鉄塔のひとつ手前の鉄塔で送電ケーブルが2つに分かれるのだ。分かれた送電ケーブルは大田区側の引き下…

鉄塔ジャンクション

[5月4日の日記] 昨年の1月に行った多摩川下流の鉄塔たち、その川崎側をたどった。家からは湾岸を通ると川崎は近い。大師橋を川崎へ。京急東門前駅で大師線に対面した。大師線は京急の線路の上空を門型鉄塔を連ねてやってくる。 大師線の最終鉄塔は29番。駅…

新しいレトロ鉄塔

[5月3日の日記番外] 領家線が思いもかけず短かったので時間がある。ついでに谷塚線を回っておこう。場所は草加なのか川口なのか。地図を見るまでもない鹿浜線に沿って行けば良いのだ! 領家線をたどるきっかけになった東京都内の鉄塔地図作成、その時、谷…

タンポポ [何故か郷愁の領家線3]

(5月3日の日記の続きの続き) いつまでも9号と過ごすわけにもいかない。先に進んだ。次は…ありゃ何だろう。木々の上に太い鉄柱が飛び出している。三角帽子の下からどんとまっすぐに主柱が下りる。 近づくと根元は家と家の狭い隙間にあった。ずいぶん下の方…

黒ピカ塗装 [何故か郷愁の領家線2]

(5月3日の日記の続き) 線に沿って進むと新芝川に出た。川の向こうに大きなジャミラが立っている。これは立派だ。惚れ惚れと見上げる。 主柱は頂上付近からゆるやかなカーブを描きながら徐々に広がっていく。腹材の切り取る真四角な青空が鉄塔全体を軽やか…

環七脇に立つジャミラ [何故か郷愁の領家線1]

[5月3日の日記です] 東京都23区内の鉄塔地図がほぼ完成した。地図に鹿浜線を書きこんで、領家線を回っていないことに気がついた。あっこれはいけない。早速、鹿浜橋のほとり領家線1号鉄塔が立つ公園へやってきた。ちゃんとたどっていないが領家線にはジャ…

中富線 早回り4 夜空の地図

(4月30日の日記の続きの続きの続き)[5月3日の日記はこちら] どんどん暗くなる。でも空はまだ薄明るい。まだまだ行ける。細い道に入ると思わぬ回り道になるかも知れない。なるべく広い道を選んで進む。どんどん畑が多くなる。ゆるやかに大きな丘が連なる。…

中富線 早回り3 小金井の鉄塔

(4月30日の日記の続きの続き) JR線は中富線と一緒に進む。しばらく行って送電線に沿って細い道に入り込む。右に中富線、左にJR線の根元。中富線の裾が金網で巻かれている。シースルーのストッキングを履いているのか。カラス除けなんだろうか。 この先は自…

中富線 早回り2 JR武蔵境変電所

(4月30日の日記の続き) この辺りから畑が多くなってきた。 畑の真ん中に高い鉄塔、送電線が分岐しているらしい。おや分岐しているのは1回線だけだ。やった「癒しの1回線」ではないか。急ぐ旅だがここは寄り道。 「航研線」。2回線設計の普通の四角鉄塔の片…